持続可能な循環型のモノづくり

SAN&だからこそ可能な循環型のモノづくりを目指して

SAN&では企業・飲食店から排出される「食品廃棄物」を利用した「SDGs食器」の開発を行っております。
食器を作るために必要な原料の枯渇や高騰、職人の技術継承など多種多様な問題がある中で、お客様と一緒に何ができるかを考えて生まれたのが食品廃棄物から作る循環型のモノづくりでした。

  • 「様々な食品廃棄物を使った食器づくりの経験」
  • 「地場産業の技術に裏付けされた確かな製品開発力」
  • 「レストランやカフェ等での豊富な採用実績」

SAN&のSDGs食器開発は様々な観点でお客様から支持されています。

SAN&では、循環型のモノづくりを実現し、食器づくりを持続可能な仕組みに発展させていくために、この活動の輪を広げたいと考えています。食品廃棄物等の再生原料を使ったプロダクト製作にご興味がある方、SDGs食器のお取り扱いや商品の共同開発をご希望の企業様は下段のフォームよりお問い合わせください。

SAN&の思いをご理解いただける企業様と一緒に商品開発や販売を進めて行きたいと思っております。

SDGs食器を手掛けるきっかけとSAN&の思い

洋食器産業が直面する危機

近年、器をつくるための原材料の枯渇、資源の高騰が問題となっています。

器を作るためには、まず「陶土(とうど)」が必要になります。国内における「陶土」を採掘する粘土鉱山は2000年以降、品質維持が難しいなどの理由等により閉山がつづいており、国内産陶土の確保は非常に難しい状況です。陶土とおなじく、器を作るうえで必要な要素が「釉薬」です。釉薬は長石(岩石を砕き粉末にしたもの)と石灰・土灰を適切調合することで独自の色合いを器に反映することができます。長石もまた原料の減少が続いており、原材料の確保は食器業界全体の問題でもあります。

持続的なモノづくりが危ぶまれる中、地場産業における伝統工芸の衰退や雇用の減少もまた深刻な問題です。新潟県内は、燕三条をはじめとした長い年月をかけ培われた世界に誇れる数多くのテーブルウェア関連の製造技術がありますが、業界全体が停滞してしまうことでそれら技術を継承していくことが困難になるのではないかともいわれています。

原料や技術継承のほか、私たち人間が生活をするうえで欠かせない「食」にも沢山の課題があります。そのなかでも特に注目されているのが「食品廃棄物」の問題です。食を営むなかで廃棄される様々な廃棄物。それは例えば、野菜の皮であったり、動物の骨など調理をするうえで必ず生まれるものです。「もったいない」の精神があっても食材の全てを使い切ること、捨てないことを実現することは非常に困難です。

持続可能なモノづくりを実現する【SDGs食器】という選択肢

SAN&では今までにない原材料を使ったモノづくりをしていくことがこれら課題の一つの解決方法になるのではないかと考え、独自の循環型モノづくりにチャレンジしました。

新潟県内にはお米をはじめとする「食」産業の企業があり、多種多様な食品廃棄物の問題があります。SAN&と企業が一緒になり生まれたのが、食品廃棄物を利用した【SDGs食器】です。

目指すべきは「三方よし」の食文化発展

飲食店や企業から排出される食品廃棄物、原材料の高騰などからくる雇用や技術の継承問題。これらの課題解決に少しでも寄与し、お客様が豊かな食文化に触れ続けられる。そのような三方よしの構図を実現するために循環型のモノづくりを推進することが我々SAN&の役目だと考えます。

広がるSDGs食器の可能性

コーヒーかすから生まれたRe:CAFEシリーズ

近年消費量が増え続けているコーヒー。消費量が多いという事は、それだけ食品廃棄物も出るということです。
コーヒーかすは食品としての利用は難しく、その処理や活用方法は近年課題となっておりました。私たちが目指したのは器の製造原料の一部として再利用することです。

コーヒーを淹れたあとのかすは、水分を含んでいたり粒度としては粗い状態で残っているので焼却時に燃えにくく、処理上でも廃棄物が大量に残ってしまうため世界的にも環境問題となっています。

また、このような特性から、そのままの状態ではプロダクトを製造する際の原料に使うことが難しかったため、乾燥・粉砕について十分に利用できる状態まで加工し、原料としての適切な配合を見つけて商品開発に成功しました。生まれたのがSAN&の看板商品の一つであり、様々なメディアにも取り上げられた【Re:CAFE】シリーズです。

様々な食品廃棄物でモノづくりが可能

Re:CAFEシリーズの取組により、コーヒーに限らない様々な食品廃棄物を原料とした食器の製造が可能になりました。

事例1:お米の「もみがら」を使った器

※新潟県内産のお米の「もみがら」を使った器

新潟県は米の生産が全国1位であり、精米時に生まれる量も多く利用価値の模索が続く課題です。一般的には土壌環境のために再利用されることが多いですが、特殊な工程を踏むことで食器製造の原料として利用することに成功しました。

この技術を活用して、今後、下記のような取り組みや活用方法が考えられます。

  • お米を卸販売する業者様のノベルティとして
  • 県内産のお米を使った飲食店の器として
  • 米菓を販売する企業のSDGsへの取組として

事例2:「ヨモギ」を使った器

※ヨモギを原料に使った食品加工工場で出た、ヨモギの残渣(ざんさ)を使った器

加工食品を製造・提供していくうえで避けて通れないのが残渣の処分です。水分を含むことが多く、また細かい繊維があるため粒度の細かな状態にすることが難しいですが、精製手動などの改良を重ね、食器の原料として利用することが可能になった事例です。

この事例の際には、ヨモギの残渣を食器の色を出す際の釉薬等や金属製のプレートの塗料の原料に加工し、ヨモギのイメージや世界観を製品にも投影させるように開発を進めました。

事例3:クラフトビールの醸造時に生まれる「しぼり粕」を使ったタイル

※ビールのしぼり粕を原料に使った内装タイル。食器以外にも建材や家具等でも、食品廃棄物を使った商品開発が可能です。

近年、全国各地でクラフトビールを製造する醸造所が生まれ脚光を浴びていますが、ビールを醸造する際に排出される麦芽等のしぼり粕が大量にゴミとして出ることが課題となっています。
このケースでは、この搾りかすを部屋の内装材(装飾タイル)の原料として活用することで、新しい循環型素材の開発を目指しました。

この技術を活用することで、食品加工工場様はもちろん、レストランや宿泊施設様などで地場の特産物などを使いSDGsに貢献できる内装デザインが可能となります。下記のようなケースに該当する方はぜひお問い合わせください。

  • お店の建物自体に付加価値をつけたい方
  • 地場産業の名産から排出された食料廃棄物を有効に使った取組を検討される方
  • 食品廃棄物への課題があるが取組がわからない、なにかSDGsに貢献する取組を始めたい方

OEMとして商品製造・販売をご検討の方

上記に掲載をさせていただいた例はほんの一例にすぎません。全国各地には様々な廃棄物等の課題があり、またその活かし方に悩まれている方も多くいらっしゃると思います。業種、業界、地域を問わず、この取り組みに共感を持っていただける方と一緒に新しいモノづくりを生み出したい、この輪を広げていきたいと考えております。

事例に興味をもっていただき「SDGs食器を使ってみたい」「SDGs食器を取り扱ってみたい」「食品廃棄物を使った商品を一緒に作ってみたい」などお考えの企業様がいらっしゃれば、SAN&まで是非ご相談ください。

現在、ECサイトで販売しているSDGs商品はこちらから

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